キャリアオイルについて

キャリアオイルとは

アロマオイル(エッセンシャルオイル)を薄める働きをする、つまり“キャリア(運搬役)”として一般に使用されているナチュラルな植物油がキャリアオイルで、“ベースオイル”とも呼ばれます。
 キャリアオイルは、顔やからだのマッサージ用として、専門店で購入することができます。たいていは一種類のオイルですが、いくつかのオイルを組み合わせたものもあります。肌がべとつく感じが嫌だという場合は、オイルの代わりにローションやクリーム、ジェルなども“キャリア”として利用できます。できれば無香料のもの、しかもアロマオイル(エッセンシャルオイル)との調合用に製造されたものであれば、良いでしょう。
 熱処理をせず、防腐剤を使用していないナチュラルな植物油は、普通の食用油よりも、保存期間は短かくなります(通常は冷暗所で約9ヵ月)。そのため、キャリアオイルは必要な分だけその都度購入し、しかも暗く涼しい場所に保管するようにしましょう。
 ブレンドしたオイルだとなお一層、変質や酸化が早くなることは避けられません。加えたアロマオイル(エッセンシャルオイル)の割合が高いブレンドオイルほど長持ちしますが、2~3ヵ月の寿命と考えて、ブレンドオイルは必要量をその都度作りましょう。



ブレンドの方法

アロマオイル(エッセンシャルオイル)キャリアオイルで薄める3つの方法を以下に示します。ガラスのじょうごと計量カップ(薬局で入手できます)を用意しておくと便利です。

●適量のキャリアオイルを遮光(しゃこう)瓶に入れ、指示された滴数のアロマオイル(エッセンシャルオイル)を加える方法です。瓶をよく振って混ぜ合わせます。

●空の遮光瓶にますアロマオイル(エッセンシャルオイル)を入れます。瓶を手のひらで転がし、アロマオイル(エッセンシャルオイル)を十分になじませます。そこへ、指示された分量のキャリアオイルを加えます。

●陶器かガラスの小皿を便います。このブレンド法では、1回で使いきる分量だけを作ります。指示された分量のキャリアオイルアロマオイル(エッセンシャルオイル)を小皿に入れて、ガラスのかくはん棒でしっかりと混ぜ合わせます。



代表的なキャリアオイル

●アプリコットカーネルオイル
【 特徴 】
無臭。無色から薄い黄色。
【 用途 】
あらゆるタイプの肌、特に年配の方や、炎症、乾燥肌の方に。べとつかず、浸通性が高いので、顔のお手入れに最適。
【 価格 】高価

●アボカドオイル
【 特徴 】
精製されたオイルは無臭で薄い黄色からわずかに緑色がかった黄色であるのに対し、未精製のオイル(保存期間は4ヵ月程度)は濃緑色。未精製のオイルは、ほかのキャリアオイルと組み合わせた方が良いでしょう。
【 用途 】
乾燥肌に。
【 価格 】高価

●グレープシードオイル
【 特徴 】
わずかににおいがあり、薄い緑色から緑がかった黄色。非常に使い道が広く、浸透性の高いオイル。
【 用途 】
ほとんどのタイプの肌に。敏感肌の方、湿疹、乾せんの症状がある方には不適。
【 価格 】安価

●ホホバオイル
【 特徴 】
わずかににおいがあり、薄い黄色から淡いオレンジ色のものもある。保温力に富み、スキンケアや全身のマッサージにと用途が広い。酸化しにくい液状ワックス(ろう)。
【 用途 】
炎症、赤み、乾燥、湿疹、乾せん、ニキビを含む、あらゆるタイプの肌に。
【 価格 】高価

●サンフラワー(ヒマワリ)オイル
【 特徴 】
わずかなにおいがあり、薄い黄色から濃い黄色のものまである。たいがい熱処理されている。
アロマテラピストはあまり使用しないが、入手しやすいオイルなので、手始めにからだのマッサージに利用してもよい。
【 用途 】
顔や健康改善用には不適。
【 価格 】安価

●スイートアーモンドオイル
【 特徴 】
無臭。無色から淡い黄金色。
滋養分が多く、あらゆるタイプの肌を柔軟にし、活性化させる。かゆみ、ヒリヒリ感、乾燥、炎症、シワ、【 用途 】
手の荒れを緩和し、子供や乳児に最適。
【 価格 】手頃

●小麦胚芽オイル
【 特徴 】
強いにおい(未精製の場合)があるが、調合によってにおいは気にならなくなる。色は黄色からオレンジ色まで。粘性が強いのでグレープシードなどのさらっとしたオイルと混合使用されるのが普通。
【 用途 】
肌年齢の老化、湿疹、乾せんに。子供には不適。
【 価格 】手頃

●その他のキャリア
 オイルのほかに、キャリアとしてローションやクリーム、シャワージェルなどを利用することもできます。用途に応じて使い分けましょう。アロマグッズの専門店には、ブレンドベース用の無香料のものを扱って
いるところもあります。オイル以外のキャリアで薄める場合も、1.5%以下の濃度まで薄めて使うようにしましょう。



アレルギーにはご注意ください!

ナッツ類にアレルギーのある場合は、グレープシードなどの種子類ベースのオイルを選びましょう。小麦にアレルギーかある場合は、小麦胚芽のオイルの使用を避けます。
 また、自分がアレルギーをもっている野菜(例えばアボカド等)が原料となっているオイルは使用しな
いでください。